ボクシングを本気で目指す

ボクシングを本気で目指すボクシングの試合は、実力に応じて「4回戦」「6回戦」「8回戦」「10回戦」とある。
それ以上は、東洋タイトルや世界タイトルとなり、世界王者へと繋がる。

「原田さん、どこまで目指しますか?」
とよくコーチに聞かれる。

私は
「いけるところまで」
と答える。

私の年齢ではプロにはなれないが、プロ、アマ関係なく、実力のある人と相交えることが出来る力を目指している。
プロの実力を基準に言っていただけると、自分のレベルを計るには分かりやすい。

「では、4回戦の基本の習得は終わりました。レベルも4回戦以上の実力になりましたので、これからは6回戦、8回戦、10回戦、日本ランカーともスパーリングが出来るように練習していきますが、いいですか?
とても細かいことを言うし、基本に徹してその実力を高めていく、地味な作業になります。
ひたすらかわす練習と打つ練習の基本です。
練習中は、一切左右のかかとを付けてはいけません。母趾に重心をのせ、素早い動きに対応出来るようにするためです。
0コンマ数秒の一瞬の遅れが勝負を決します。
8回戦10回戦ともなると、あらゆる状況を想定して、対応出来るようにしておかなければなりません。身体が流れたり、ちょっとしたミスをしたら、そこを狙ってきます。モーションを付けずにオンガードの構えから、パンチを放つ必要があります。少しでもモーションを付けると、相手は目の前にいないでしょう。足や手のちょっとした動きを感じて対応してくるので、高度なフェイントや足を使った巧みな駆け引きが続きます。ちょっとした差が、勝敗を決定します。

練習は、そのような相手と戦うことを想定して行うので、高度な基本が確実に身につくまで行います。
出来ないから言うのではなく、出来るようになったから更に高いレベルのことを要求します。
だから言うことが増えるほど、自信を持って下さい。
私が出来ると言ったことは、本当に出来るようになっていますから、自信を持って下さい。

リングに上がるときは、自信が必要です。出来るようになったことには自信を持って、また出来ないことには謙虚に向上心を持って練習をすればよいです。
リングに上がると、不安や恐怖、焦り、心の動揺が起こります。
ですから練習で培ったことに対して、自信をもって臨んで下さい。」

コーチは日々の練習は厳しいが、不安や心配を払拭し、それ以上の自信を与えてくれる。