患者様の病態分析

臨床報告とは

臨床報告とは、一つ一つの病態をどのように分析し、診断を下し、そのもとに、どのような治療を施し、その経過を示し、どのような結果になったかという報告です。

様々な分野の臨床報告を残すことによって、後世の臨床家の手引き・参考としてほしいと願っています。

治療家であれば、どのように治療して良いかという悩みは、誰しも同じようなところに行きつきます。難しい疾患になる程、どうしたらよいのか分からないことも多く、悩みも多くなります。鍼灸が医学として発展するためには、臨床家や、これから臨床を目指す鍼灸師が、このような壁に当たった時、本当に参考になる手引きがほしいと思うのは誰しもです。

私は中医学弁証を学び、中国の大学院で学んでいる勉強を学ぶ機会を得ました。中国の臨床例の多さは、日本と比べるととてつもなく多くあり、その臨床例が私の成長に大きく繋がりました。残念ながら日本には、参考となる臨床報告がほとんどなされていないのが現状です。

患者様の協力を得て臨床報告をあげていきますので、後世の臨床家たちの参考となれば幸いです。

顎関節症 – 女性 M.Y さん 年齢60歳 – 4回目にはかなり開き、口だけでなく身体も楽になりました-

患者様
女性 M.Y さん 年齢60歳

主訴

顎関節症

院長の病態分析

gakukansetsu顎関節症を治療したいと来院されました。
4回の治療で回復されましたが、身体を診察してみると、顎関節が悪いというよりは、全身の疲労が首・肩に溜まって、疲労困憊の状態でした。その結果、顎の筋肉が固くなって、口が開かなくなっていた状態でした。

お元気な方で、顎が開かない事以外は全身の疲労にも気付かれていませんでした。

全身疲労を取ることを目標に、首・肩の筋肉に対処し、首の骨のねじれを矯正し、顎関節症に関しては、一日目は指2本、二日目・三日目に指3本、四日目に指4本、開けることができるようになりました。
話をされるお仕事をされているということで、口が大きく開かないことをとても心配されていましたが、口が開くようになり、身体も元気に回復されましたので、よかったです。
良い仕事をされてください。